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	<title>傍観者効果  |  メンタルの強化書</title>
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	<description>仕事・スポーツ・人間関係などの悩みに役立つ、心理学に関する記事を発信するブログ</description>
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		<title>傍観者効果から見るいじめ問題</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/4792</link>
				<pubDate>Fri, 31 Aug 2018 10:02:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[心理・心理学]]></category>
		<category><![CDATA[いじめ]]></category>
		<category><![CDATA[傍観者効果]]></category>

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				<description><![CDATA[いじめが起きているのをわかっているものの、誰も止めようとしたり、他の人に知らせようとはせず放置されたままの状態が続く、ということは子供や大人、あるいはリアルやネットに関係無く起きるものです。 では、どうして見て見ぬふりを]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>いじめが起きているのをわかっているものの、誰も止めようとしたり、他の人に知らせようとはせず放置されたままの状態が続く、ということは子供や大人、あるいはリアルやネットに関係無く起きるものです。</p>
<p>では、どうして見て見ぬふりをする状況が生まれてしまうのかと言うと、心理学用語の<strong>傍観者効果</strong>で説明することができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>傍観者効果とは</h2>
<p>傍観者効果とは、助けが必要とされる事態において、自分以外の他人が存在すると、援助行動が抑制されるという現象を表した心理学用語です。</p>
<p>この用語が生まれた発端は、1964年アメリカのニューヨークで起きたキティ・ジェノヴィーズ事件。被害者が暴漢に襲われる光景を見聞きした近隣住民38人のうち1人も警察に通報しなかった結果、被害者は殺されてしまったという事件です。</p>
<p>この事件を受けて、社会心理学者のラタネとダーリーは、以下の実験を行って傍観者効果を主張しました。</p>
<ol>
<li>事件は大学生が実験は参加者である大学生が大学生活における個人的問題を話し合うと言う集団討論を行うと言う体裁で行う。</li>
<li>参加者の匿名性を守るためにそれぞれ個室に入り、インターホンを通して討論を行うと言う条件た。</li>
<li>討論中にある参加者(ただしサクラ)が発作を起こし、合計の実験参加者が2人の場合と、6人の場合とで分けて行動の変化を調べた。</li>
<li>参加者が2人だけの場合は、助けを呼んだ人の割合は84%であった。</li>
<li>参加者が6人の場合は、助けを呼んだ人の割合は31%であった。</li>
<li>(注)ただし、本当の実験参加者と発作を起こす参加者(サクラ)以外の参加者は実際には存在しておらず、討論の声はあらかじめ録音されたものを流す。</li>
</ol>
<p>この実験から、実験から自分以外の他者の存在、つまり発作を起こした人と自分以外の第三者がいる状況において、誰かを助ける行動が抑制されてしまうと言うことが明らかになりました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>関連記事</p>
<div class="blog-card internal-blog-card blog-card-thumbnail-right blog-card-wide cf"><div class="blog-card-thumbnail"><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2904" class="blog-card-thumbnail-link"><img width="100" height="100" src="https://mental-kyoka.com/wp-content/uploads/2018/03/boukansyakouka-100x100.jpg" class="blog-card-thumb-image wp-post-image" alt="「傍観者効果」集団になると見て見ぬ振りをしてしまう心理について" srcset="https://mental-kyoka.com/wp-content/uploads/2018/03/boukansyakouka-100x100.jpg 100w, https://mental-kyoka.com/wp-content/uploads/2018/03/boukansyakouka-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 100px) 100vw, 100px" /></a></div><div class="blog-card-content"><div class="blog-card-title"><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2904" class="blog-card-title-link">「傍観者効果」集団になると見て見ぬ振りをしてしまう心理について</a></div><div class="blog-card-excerpt">傍観者効果とは、援助がが必要とされる場面において、自分以外の他人が複数人存在すると、援助行動が抑制される現象を表した心理学用語。いじめの助長や人間関係からの孤立を招くと考えられています。傍観者が多いことで、責任の分散、多元的無知、評価懸念が影響して、見て見ぬふりをする人が出てしまうのです。</div></div><div class="blog-card-footer"><div class="blog-card-site"><span class="blog-card-favicon"><img src="//www.google.com/s2/favicons?domain=mental-kyoka.com" class="blog-card-favicon-img" alt="" width="16" height="16" /></span><a href="https://mental-kyoka.com">mental-kyoka.com</a></div><div class="blog-card-hatebu"><a href="//b.hatena.ne.jp/entry/https://mental-kyoka.com/archives/2904" rel="nofollow"><img src="//b.hatena.ne.jp/entry/image/https://mental-kyoka.com/archives/2904" alt="" /></a></div></div></div>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>いじめの構造から見る傍観者効果</h2>
<p>いじめを取り巻く人間関係は</p>
<ul>
<li>いじめの被害者　：　いじめられっ子</li>
<li>いじめの加害者　：　いじめっ子</li>
<li>観衆　：　いじめを面白がって見ている人</li>
<li>傍観者　：　いじめを見て見ぬふりをしている人</li>
</ul>
<p>の4つの構造から成り立つとされています。</p>
<p>この構造から見て、傍観者効果が当てはまるのは、その名の通り傍観者である人がメインです。</p>
<p>もちろん、観衆やいじめっ子(複数人でのいじめ場合)でも、内心は「いじめはよくないし止めるべきだ…」と思っているのに、いじめっ子から報復されることを恐れて、仕方なくいじめを面白がる観衆の立場に居続けているケースもあります。</p>
<p>しかし、傍観者も観衆もいじめの存在を認知しつつも、いじめっ子を助けたり、いじめ解決に向けて何らかの行動に出るわけではない。結果として、いじめをエスカレートさせてしまう点では、直接いじめの被害者に危害を加えていなくとも、いじめを支えている存在となります。</p>
<p>もちろん、このような構図は学校におけるクラス内、部活動内のような子供だけの人間関係で閉じるものではありません。</p>
<p>子供だけでなく、先生までも傍観者に加わっていじめの存在を見て見ぬフリをし続けると言う事態も起きるものだと理解しておきましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>なぜいじめに対して誰も助けない状態になるのか</h2>
<p>傍観者効果では</p>
<ul>
<li>責任の分散　:　集団になるために援助行動をしなければいけないと言う責任感が薄れる。</li>
<li>評価懸念　:　多くの傍観者がいる中で援助行動に出れば、その行動を周囲から否定的あるいは奇異の目で見られてしまうことへの懸念。</li>
<li>多元的無知　:　多くの傍観者が静観しているために、目の前で起きている事は援助が必要なほど深刻な事態ではないと考えてしまう。</li>
</ul>
<p>という3つの要素が大きく、見て見ぬふりをする状況を招くとされています。</p>
<p>この3つの特徴に基づいて、いじめに対して誰も助けない状態を詳しく見ていきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>責任の分散：ほかの人がなんとかするだろうと考えてしまう</h3>
<p>いじめを見ている人が多ければ多いほど、「誰かがいじめを止めてくれるだろう…」と、いじめを見て見ぬふりをして、いじめの問題解決に向けて消極的になってしまいがちです。</p>
<p>たくさんの人が見ているからこそ「自分が声を上げなくても問題ない」と言うなんとも無責任な心理が働くため、多くの人がいじめを認知つつも何もしないと言う状況が生まれるのです。</p>
<p>もちろん、これはさきほど触れた観衆やいじめっ子(複数人でのいじめ場合)の場合でも同様です。「流石に過激ないじめだとほかの人も思っているはずだから、自分がやめろと言わなくてもいい」という心理が働くために、過激ないじめになっても誰も止めようとしないまま放置され続けるのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>評価懸念：いじめを止めることで自分がいじめの対象にされてしまう懸念</h3>
<p>多くの傍観者がいる中で、自分1人だけがいじめに対して何らかの行動を起こすのは非常に勇気が要るものです。</p>
<p>いじめに対して意見を言ってしまった結果、帰っていじめをエスカレートさせてしまったりさせる状況招いてしまったり、自分がいじめの被害者になってしまうリスクを考えれば、何もしないのが賢明であると言う考えになるのも無理はありません。</p>
<p>特に、学校におけるいじめの加害者がスクールカースト(学校・クラス内ヒエラルキー)の上位層であり、ほかの生徒の学校生活を左右する権力や影響力を握っていることもあります。</p>
<p>そのような権力を握っている人に対して、「いじめはよくない！」と異論を唱える事は、上位層への反発だと受け止められしまう。</p>
<p>場合によっては権力に歯向かった事から報復を受けて、スクールカースト下位層へ転落する懸念もあります。</p>
<p>そんな事態になって損をしないためにも、見て見ぬふりをして保身に走ってしまうのだと考えることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>「ひどいいじめが起きている」とは感じていないために何もしなかった</h3>
<p>多くの傍観者が、いじめを見て見ぬふりふりをしている状況を見て</p>
<ul>
<li>「確かにいじめ起きているけど、そこまで深刻ないじめとは思っていない」</li>
<li>「もしもひどくて今すぐ解決すべきいじめであれば、誰かが既に止めに入っているはずだけど、現実は誰も止めに入っていない」</li>
<li>「たしかにいじめがあるけど、体育会系らしいちょっと乱暴なコミュニケーションのようにも見えるし、先生も先輩も深刻な問題と見ているわけではなさそう。」</li>
</ul>
<p>と周囲の状況を見て結論付けてしまうことで、結果としていじめが放置されてしまうのです。</p>
<p>いじめといっても、そのイジメがひどいものであるか、それとも多少調子に乗っているだけのかわいいじゃれ合いのように映るかは人それぞれです。</p>
<p>また、いじめと言う言葉そのものも暴力や暴言、無視、などを可愛く言い換えたものと言う見方ができるので、目の前で起きているいじめがそもそも今すぐ結しなければいけないほど深刻なものであると捉えにくいために、いじめを解決すべき問題と見なさず放置してしまうのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>いじめの傍観者もいじめを影で支えている存在だと理解する</h2>
<p>いじめの被害者からすれば、誰からも助けてもらえず、いじめがどんどんエスカレートしていく状況は普通に他なりません苦痛に他なりません。</p>
<p>特に、学校のいじめにおいて、クラスメイトだけでなく、先生や親などの周囲の大人が傍観者に徹して、いじめを見て見ぬふりをする状況ともなれば、人間不信に陥ったり心に傷を心に深い傷を残して、その後の人間関係で人間関係を構築する場面で苦労することになるのは想像に難くないでしょう。</p>
<p>また、いじめ被害者でなくても、見て見ぬふりをしていじめを助長してしまうのは、<strong>もしも自分がいじめのターゲットになってしまった場合に、誰からの助けも得られず一方的にいじめられてしまう状況を作ることに加担しているとも言えます。</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>見て見ぬふりを他人に対してするのが当たり前の状況を作れば、その状況は自分がいじめの被害者になったときにも適用されてしまうのです。</p>
<p>今まで仲が良かった友達も先輩・後輩も、いじめのターゲットになったとたん急に他人行儀になり深く関わることを避けて、見て見ぬフリに徹する。そして、いじめにより再起不能になるまで追い詰められると言う状況を、自ら作り出しているということを理解することが、いじめ問題には欠かせないことだと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>関連記事</p>
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<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
										</item>
		<item>
		<title>「傍観者効果」集団になると見て見ぬ振りをしてしまう心理について</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/2904</link>
				<pubDate>Mon, 12 Mar 2018 12:26:52 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[行動に関する心理]]></category>
		<category><![CDATA[心理学用語]]></category>
		<category><![CDATA[傍観者効果]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://mental-kyoka.com/?p=2904</guid>
				<description><![CDATA[いじめや嫌がらせ、暴力行為は人を傷つけてしまうということは分かっていても、つい見て見ぬふりをしてしまうことがあります。 そんないじめの現場を見て 「誰か止めてやれよ…」 「流石にやりすぎでは？」 「いじめのことを先生に相]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>いじめや嫌がらせ、暴力行為は人を傷つけてしまうということは分かっていても、つい見て見ぬふりをしてしまうことがあります。</p>
<p>そんないじめの現場を見て</p>
<ul>
<li><strong>「誰か止めてやれよ…」</strong></li>
<li><strong>「流石にやりすぎでは？」</strong></li>
<li><strong>「いじめのことを先生に相談したほうがいいかな…」</strong></li>
</ul>
<p>と思いつつも、周囲の人は誰も自分から止めようとせず、極力関わらないように徹することは学校でも職場でもよく見かけます。</p>
<p>いじめを止めようとした結果、今度は自分がいじめのターゲットになるリスクを犯すぐらいなら、見て見ぬふりをして黙っておくほうが身の為なので、あえて無視するのは実に合理的な行動なのです。</p>
<p>このような一連の行動を心理学で<strong>「傍観者効果」</strong>と呼びます。</p>
<p>文字通りいじめなどの現場を傍観者として眺めてしまい、いじめやパワハラ、モラハラなどをエスカレートさせてしまう原因となってしまいます。</p>
<p>また、傍観者効果は自分がいじめられている場面でも働き、<strong>いじめの被害に対して周囲に助けを求めているのに、誰も手を差し伸べてくれない…という絶望的な状況になってしまうこともあります。</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
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</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>傍観者効果とは</h2>
<p>傍観者効果とは、いじめや事件、事故、災害などのトラブルが起きている状況において、<strong>周囲に多くの人間がいる場合、自分から積極的に行動を起こさなくなってしまう現象のことを指します。</strong></p>
<p>傍観者効果という言葉が提唱されたきっかけとなったのは、1964年アメリカのニューヨークで起きたキティ・ジェノヴィーズ事件という殺人事件です。</p>
<p>この事件では、キティ・ジェノヴィーズが暴漢に襲われる光景を見聞きした付近の住民38人が、あろう事か誰も警察に通報しなかったためにキティは暴漢に再度襲われ亡くなってしまったという事件です。</p>
<p>殺人事件のように、警察に伝えなければいけない状況が起きているのにもかかわらず、「他に現場を見ている人がいるから、私じゃなくても誰かが通報してくれるだろう」という心理が働き、誰も通報せず見て見ぬふりをしてしまったと考えらています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、この事件は都会で起きたことから「都会の人間は冷たいから事件を無視した」という説が流れたこともあります。</p>
<p>しかし、傍観者効果に関する実験を行った結果、それは誤りであり<strong>「多くの人が見ていたので誰も助けなかった」とされています。</strong></p>
<p>日本でも東京のような人がたくさんいる都会は冷たい人が多く、田舎のように人口が少ない場所は情に厚い人が多いと思われています。</p>
<p>しかし、傍観者効果を踏まえて考えると、都会の場合は人が多いため様子見している人も多く見かけるので、目の前でトラブルが起きても見て見ぬふりをしてしまいやすい。</p>
<p>逆に田舎の場合は人が少ないので周囲に様子見している人も少なく(もしくは0)という状態になり、無視できなくなってしまうのだと考えることができます。</p>
<p>都会、田舎ではなく、<strong>周囲に人がいる状況か否かで、人間は自分の行動を変えてしまうという事実を傍観者効果は説明しているのです。</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>傍観者効果が起きる原因</h2>
<p>傍観者効果が起きる原因は以下の３つの理由に分かれています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>責任の分散</h3>
<p>人間は集団なると一人あたりの責任が分散して軽くなっててしまい、自分から動きにくくなったり責任感を感じにくくなってしまいます。</p>
<p>いじめのように、自分以外にも他に見ているクラスメイトがいるのだから、別に自分が先生にいう責任はないと考える。</p>
<p>また、自分以外にも無視している人はいるから別に自分だけが悪いわけじゃない、と自分を正当化して、いじめ解決に向けて何もしなかったことへの非難や罪悪感を意図的に減らしてしまうことがあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>評価懸念</h3>
<p>ほかの人が様子見をしている状態で、自分が積極的に行動したことで周囲から否定的に見られることを恐れることを指します。</p>
<p>いじめの場合、いじめられている人を助けると</p>
<ul>
<li>「しゃしゃり出てきて生意気なやつだ」</li>
<li>「偽善者ぶって先生に気にいいられたいのか」</li>
<li>「助けたあなたもいじめられるかもしれないのに…」</li>
</ul>
<p>などの、自分に取ってマイナスな意見を言われることを恐れてしまうことが評価懸念です。</p>
<p>なお、評価懸念は「聴衆抑制」とも呼ばれることがあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>多元的無知</h3>
<p>ほかの人が積極的に動いているわけではないので、目の前の問題はすぐさま解決しなくてもよいと考えてしまうことです。</p>
<p>いじめの場合、自分以外にも見て見ぬふりをしている人が多くいることがわかると「いじめが起きているけど、別に今すぐ先生に言ったり、止めなくても大丈夫」だと緊急性のないことだ考えてしまうことです。</p>
<p>いじめの他にも、誰かが怪我をして倒れているのを見ても、ほかの人が素通りしているのを見て、救急車を呼ばなくてもいいと考えるなど、ほかの人の様子を見て、何もしなくてもOKだと判断してしまうことを指します。</p>
<p>他にも、球技スポーツで全員がボールを譲り合って見過ごしてしまうこと(いわゆる「お見合い」)も、多元的無知により傍観者効果が働いてしまったと見ることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>傍観者効果と関わりのある心理学</h2>
<p>傍観者効果は他の心理学で説明される行動や現象と深く関わりがあります。</p>
<p>その心理学用語の一部を説明していきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>群集心理</h3>
<p>群集心理は集団の中で生まれてしまう特殊な心理状態のことを指す言葉です。</p>
<p>人間は群れてしまうと、</p>
<ul>
<li>極端な行動を取ってしまう。</li>
<li>思考や行動を攻撃的、過激的、排他的になる。</li>
<li>気分が増長して、衝動的な行動をとってしまう。</li>
<li>判断力が鈍ってしまい、集団の主張や行動に流されてしまう</li>
</ul>
<p>などの行動をとってしまうことがあります。</p>
<p>大学生同士がつるんで調子にのってしまう。悪ノリしてしまった結果迷惑行為や犯罪を犯してしまうのも群集心理の影響だと考えることができます。</p>
<p>群れるとひとりあたりの責任感や罪悪感が薄れてしまうので、「赤信号みんなで渡れば怖くない」というギャグのように、一人ならできない悪事に手を染めてしまいがちなのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
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</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>コーシャスシフト、リスキーシフト</h3>
<p>人間は話し合うと、ときに意見が極端な方向に偏ってしまうことがあります。</p>
<p>リスキーシフトは意見がより危険でリスクの高いもの、革新的なものに偏ってしまうこと。</p>
<p>コーシャスシフトは意見がより安全でリスクが低いもの、保守的なものに偏ってしまうことを指す言葉です。</p>
<p>意見の偏りは、話し合う集団内の多数派によって生まれてしまい、少数派の人は多数派の意見に流されやすく意見が引っ張られてしまう傾向があります。</p>
<p>いじめの場合、最初はいじめに肯定的な人が僅かに多数派、いじめに否定的な人がやや劣勢であっても、次第に少数派の人が多数派の意見に引っ張られてしまうことがあります。</p>
<p>そして多数派に移った人は「いじめられる方にも原因がある」といじめに対して肯定的な見方をしてしまい、いじめそのものをエスカレートさせてしまうことがあります。</p>
<p>いじめが過激になるのは、集団内でより過激でリスクの高い主張にシフトしてしまったとも見ることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2875">「集団極化」話し合いで意見が偏る、革新的・保守的な思考になってしまう理由について</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>役割効果</h3>
<p>役割効果とは、人間は役割を与えられると知らず知らずのうちにその役割にふさわしいキャラになるように、自分の考え方や行動を変えてしまう事を指します。</p>
<p>リーダーの立場になればリーダーらしく振舞う。先輩になったら先輩風を吹かせ後輩に対し強く出る、などが例です。</p>
<p>役割効果を踏まえて見ると、傍観者という立場になってしまった場合、無意識のうちに傍観者らしくただ見ているだけで何もしないように、考えや行動を変えてしまうことが考えられます。</p>
<p>また、役割効果を元にすると、いじめっ子はよりいじめっ子の役割にふさわしく攻撃的な行動を、いじめられっ子はよりいじめられっ子の役割にふさわしくいじめっ子の言うことを聞くような行動を、無意識のうちに強めてしまうと考えることもできます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
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</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>公正な世界の信念</h3>
<p>公正な世界の信念とは、<strong>私たちは無意識のうちに不幸な人にはそれなりの理由があると考え、悪いことをした悪いことが起きる、逆に良いことをしたら良いことが起きると考えてしまうことを指します。</strong></p>
<p>例えば</p>
<ul>
<li>いじめられる人は理由(性格、問題行動など)があるからいじめらるに違いない。</li>
<li>貧乏な人は金遣いが荒かったり、お金にだらしないところがあるはずだ。</li>
<li>勉強を必死に頑張れば進学や就職で明るい未来が待っているに違いない。</li>
<li>あの人は努力家だからいつか報われるはずだ。</li>
<li>毎日必死に部活で頑張っている子達だから、きっと素直で真面目な子に違いない</li>
<li>ちゃんと正しい子育てをしたんだから、うちの子は嘘をつくような子ではない</li>
</ul>
<p>と考えてしまうことを指します。</p>
<p>目の前でいじめが起きていても、「いじめられる原因があるから仕方ない」と納得して見て見ぬふりをするのは、公正な世界の信念が揺らぎ、「いつか自分もいじめられるのではないか」と不安にならないためという見方もできます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
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</div></div>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>傍観者効果はネットやSNS上でも見られる</h2>
<p>傍観者効果はネットやSNSでの人間関係でも見られます。</p>
<p>例えばネット上のいじめの場合、ネット世界は現実世界と比較して</p>
<ul>
<li>匿名で相手を攻撃できる。</li>
<li>直接あったことがない相手でも攻撃できる。</li>
<li>どれだけの人が攻撃をしているかが数字でわかる。</li>
</ul>
<p>といった攻撃する側にとって有利な特徴があるために、嫌がらせや罵詈雑言はエスカレートしやすくなります。</p>
<p>また、攻撃側に有利な状況ということは、評価懸念を強く感じやすい状況とも言えるので、下手に擁護してしまうと、今度は自分が攻撃対象になり炎上や個人情報などが一気に拡散されてしまうリスクがあります。</p>
<p>いわゆる身近な友達が炎上騒動を起こしても、知ってる人がみんなだんまりを決め込んでいるのは、自分のところに炎上の影響が出ることを避けるために、意図的に傍観者に徹して見て見ぬふりをしているのです。</p>
<p>ネット上では、攻撃の様子がリツイートやコメント、検索で引っかかったページの数など、数字で明確に分かるので、傍観する方もその数字を参考にして、この件は関わらないほうが身の為と判断してしまうのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
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</div></div>
<p>&nbsp;</p>
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