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	<title>怒られる  |  メンタルの強化書</title>
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	<description>仕事・スポーツ・人間関係などの悩みに役立つ、心理学に関する記事を発信するブログ</description>
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		<title>部活でコーチ・監督に怒られてばかりの人へのアドバイス</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/3657</link>
				<pubDate>Mon, 28 May 2018 13:22:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[部活・スポーツのメンタル指導]]></category>
		<category><![CDATA[部活・スポーツ]]></category>
		<category><![CDATA[怒られる]]></category>
		<category><![CDATA[コミュニケーション]]></category>

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				<description><![CDATA[部活動をしていると、いつも怒られてばかりいる部員を見かける、あるいは自分が怒られてばかりの張本人になっていることが、ひょっとしたらあるかと思います。 怒っている指導者は、何かしらの意図や目的から怒っているのだとは思います]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>部活動をしていると、いつも怒られてばかりいる部員を見かける、あるいは自分が怒られてばかりの張本人になっていることが、ひょっとしたらあるかと思います。</p>
<p>怒っている指導者は、何かしらの意図や目的から怒っているのだとは思いますが、その意図がうまく伝わっていなかったり、ただ怒りっぱなしで反省点や改善点まで指導できていないことで、結果としてなにも学ぶことがなかった…という場面がよくあるものです。</p>
<p>どうしても怒るというと</p>
<ul>
<li>怒鳴る</li>
<li>感情を荒げる</li>
</ul>
<p>といった「キレる」とさほど変わりないものになり、反省や改善を促す「叱る」とは程遠くなります。</p>
<p>今回は、そんな叱る…ではなく、あまり建設的ではない怒り方をしているコーチ・監督を反面教師とできるよう、怒り方のパターンについてお話いたします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">参考</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2057">怒鳴り声はトラウマに 怒鳴って叱りつけても効果が薄くなる理由</a></p>
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1993">つい怒りすぎてしまう、叱責しすぎて人の特徴と怒り過ぎないための対処法</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>部活であるよくあるダメな怒り方の例</h2>
<h3>否定だけして具体的なアドバイスがない怒り方</h3>
<p>指導する際に、「あれはダメ」「こんなプレーでは負ける」などの否定的な指摘はするものの、<strong>具体的にどこをどう改善していけばいいプレーになるのか、勝てるプレーができるようになるのか…というまで踏み込めていない怒り方です。</strong></p>
<p>指導されている側からすれば、自分のプレーで何がダメなのかは自覚できるものの、ではどうしたらそのダメな所を改善できるのかがわからないままオロオロしてしまい、その様子をみて更に怒れてしまうことで、部活そのものが嫌になる原因になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>例えば、陸上競技の場合「そんなフォームで走っていたらダメだ」と指摘はするものの、</p>
<ul>
<li>ではどんなフォームで走ればいいのか</li>
<li>身につけるべきフォームは何を参考にすればいいのか</li>
<li>今のフォームは何に、どんなことに影響があるから改善しなければいけないのか(例：疲れやすいフォームだから改善すべき、怪我をしやすいフォームだから改善すべき等)</li>
</ul>
<p>などの、より具体的に突っ込んだアドバイスをして、成長へと繋げる指導にしていくことが理想です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>なお、指導者側が「自分の弱点や改善点を自主的に本で調べるなり、先輩や指導者で自分に聞いてくるなりする向上心のある部員になってほしい」という方針で指導のために、あえてあれはダメ、これはダメという否定的な指摘を繰り返していることも考えられます。</p>
<p>しかし、なんでも否定する指導をしていると普段怒ってばかりの指導をしているために「何をしても怒る」というイメージついてしまい、相談しようにもしづらくなってしまうリスクもあります。</p>
<p>いざ相談しようとしても</p>
<ul>
<li>「そんな些細なことで相談しにきたのか」と嫌味を言われるかもしれない…</li>
<li>「相談するだけで指導に文句をつけにきたのか」などと言われるかもしれない…</li>
</ul>
<p>というネガティブなイメージがつきまとうために、相談したくてもできず、ダメなところが改善されないまま放置される原因になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h3>「やる気がないなら帰れ」などのダブルバインドな怒り方</h3>
<p>部活動でよくある</p>
<ul>
<li>「<a href="https://mental-kyoka.com/archives/1812">やる気がないなら帰れ</a>」</li>
<li>「怒らないから正直に言いなさい」</li>
<li>「どうして怒られているのかわかるか？」(＝なぞなぞ形式の怒り方)</li>
</ul>
<p>など、どう答えても怒るというオチになる怒り方は、心理学では<strong>ダブルバインド(二重拘束)</strong>と呼ばれています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「やる気がないなら帰れ」という言葉には</p>
<ul>
<li>やる気があることを示した場合「いいからさっさと帰れ」と言う。</li>
<li>やる気がないから帰ろうとした場合「お前はそれぐらいで帰るのか！」と怒る。</li>
</ul>
<p>という、やる気の有無に関わらず、一方的に相手の行動をコントロールしようとしたり、相手に対して優位であるというマウントを取って支配することができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし、そんな帰ったらいいのか、帰らない方がいいのかという謎や矛盾を抱えた言葉で指導をしてしまうと、今まで築き上げてきた信頼関係を失う原因になったり「このコーチ(監督)は矛盾が多く、行き当たりばったりな指導をしている」と感じて、部員からの失望を招きます。</p>
<p>とくに、ダブルバインドでの怒り方は、立場が上の人が下の人に対して行われれる怒り方であり、立場が下の人は矛盾を感じても指摘しづらい。</p>
<p>仮に指摘しようものなら、指摘したことそのものを怒られてしまうので、その場にいる人が黙ってしまい練習時間だけが無駄に過ぎてしまう(もちろんそれも怒りの材料になる)ことになり、後味の悪さばかりが残ってしまいま。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>話を最後まで聞かず持論を展開する怒り方</h3>
<p>これは、部員が指導者に対して説明や質問をしている時に、その話を最後まで聞かず「いや、それは違う」「お前はなんで怒られているのかわかってない」とマウントをとる怒り方です。</p>
<p>一見すると、怒られている側の話を(一応でも)聞いているので尊重しているように思えますが、結局は話の内容は聞かずにコーチ自身の思い込みや決めつけを強制的に押し付けるために怒っているのと変わりはありません。</p>
<p>また、せっかく勇気を振り絞って説明をしているのに、それが途中で遮られてお説教されると、「結局何を話しても指導者は自分の話を聞いてくれない」「話を聞く素振りだけで、意見は尊重されない」と感じて、次第に話をすることすらしづらくなるなります。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h3>ミスをしても怒るとき、怒らない時の2種類ある怒り方</h3>
<p>ミスをして怒る時もあれば、怒らずに放置されるときの2種類あり、なんで怒られるのか…という怒る根拠が定まっていないことで混乱してしまいます。</p>
<p>とくに「<a href="https://mental-kyoka.com/archives/3589">飴と鞭</a>」の指導を心がけているものの、何をすれば褒めるのかor怒るのかを具体的に決めていないので、気まぐれで怒っている、その日の気分で怒っていると感じるものです。</p>
<p>また、個人に対して怒るだけでなくチーム全体で見ても、ある人に対してミスをよく注意する一方で、他の人に対しては同じようなミスをしても軽く怒るだけという不公平が生じるので、「このコーチ(監督)はえこ贔屓をする」人だと見られることもあります。</p>
<p>もちろん、全ての部員を対等に扱うことは現実的には難しいとは思いますが、あからさまに怒ってばかりの人、逆にミスをしても全然怒らない人が同じ部にいるとチームの雰囲気が悪化する原因になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>反骨心やハングリー精神を引き出すために怒る</h3>
<p>汗と涙と根性丸出しのスポ根漫画のように</p>
<ul>
<li>「怒られてばかりで悔しくないのか」</li>
<li>「怒られてばかりでカッコ悪いと思わないのか」</li>
</ul>
<p>のように、怒ることで反骨精神やハングリー精神を刺激して、やる気を出させるためにあえて強く怒ることもあります。</p>
<p>いわゆる一昔前のスパルタ教育、暴力的な指導が当たり前の頃なら部活に限らず学校や家庭でもよくあった教育方法です。</p>
<p>しかし、最近は体罰、<a href="https://mental-kyoka.com/archives/1900">パワハラ</a>、<a href="https://mental-kyoka.com/archives/2690">モラハラ</a>などの概念が浸透したことや、少子化も相まってこの指導方法では脱落してチームの存続が危うくなるリスクもあるので、あまり見られなくなっています。</p>
<p>また、何度も怒り続けることは決して効果的とは言えず「<a href="https://mental-kyoka.com/archives/3159">学習性無力感</a>」を招き、どうせ頑張っても無駄だということを学習してしまい、かえってやる気を失うことにもつながります。</p>
<p>部活動と言っても、皆が皆全国出場や自己ベスト更新などの高い目標を持って参加しているわけではないので、高い目標を目指していない部員に対して、頭ごなしに怒ることはミスマッチです。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h3>ミスが多い部員をスケープゴートにして怒る</h3>
<p>これは、部内である一人にターゲットを絞って他の部員の気を引き締める意味で公開で説教をするような怒り方です。</p>
<p>スケープゴートとは生贄、身代わりという意味の言葉です。誰か一人を公開説教で怒ることで<strong>「同じようなミスをしたら、今度はお前がこうやって怒られるんだ」</strong>というメッセージを伝えることができます。</p>
<p>もちろん、スケープゴートになった部員は他の部員の視線(場合によっては部外の人もいる中で)怒られることで強いストレスを受けることは避けられません。</p>
<p>また、その様子を見ている部員も気は引き締まりこそしますが、一方で「失敗したら今度は自分が吊るし上げられる」と感じて、失敗しないような消極的なプレーに徹したり、チャレンジ精神が失われてしまうリスクもあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>自分の指導は完璧であるという思い込みで怒る</h3>
<p>コーチ・監督という立場上、部内においてはなかなか意見できる人が少なく、部員に対してはビシビシ指摘する一方で自分達は指摘されることが少なくなるものです。</p>
<p>そのため、自分の指導方法を客観的に見ることができなくなり、自分の指導法は絶対、完璧であると思い込みが強化されてしまうことがあります。</p>
<p>この完璧であるという思い込みから、<strong>自分の指導に対して文句をいう部員だけでなく質問を疑問を持つ部員ですら、完璧な指導法を揺るがす存在だと感じて厳しく怒鳴りつけてしまうことがあります。</strong></p>
<p>また、完璧だと考えているが故に部員に対して聞く耳を持とうとせず「俺のやる通りに練習すればいい」と押し付けや強制の色が強い指導へと繋がることもあります。</p>
<p>ちなみに、立場が人をどう変えるかについては<a href="https://mental-kyoka.com/archives/3608">スタンフォード監獄実験</a>を参考にするとよいでしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>怒りではなく叱って諭せる指導者を見抜こう</h2>
<p>体育会系部活動や全国レベルを目指している意識の高い人ばかりが集まる部活動だと、叱って諭したり反省を促すような指導ではなく、怒ることで恐怖やプレッシャーを与えた指導法が行う人が依然として多く、実際に大会などで成果を上げているのも実情です。</p>
<p>上で述べたような、反省や改善につながらないその場だけで感情を爆発させるような怒り方などをしている人ではなく、しっかり反省すべき点を洗い出してちゃんと諭せるような指導者を見抜く目を養っておくことが大事だと思います。</p>
<p>感情を爆発させて怒りっぱなしにするのはとても気楽であり、下手をすれば自分の思い通りに人の支配する快感に溺れて、怒ることが癖になったり<a href="https://mental-kyoka.com/archives/2461">モラルハラスメントの加害者</a>になってしまう人もいるものです。</p>
<p>感情の爆発に走らず、冷静に反省すべき点を一緒に探すことができる、部員の目線に立って解決すべき課題・問題を見つけることは非常にめんどくさいのであまりやりたがらない人が多いと感じますが、一方でこのめんどくさい作業ができるようになれば部活に限らず、勉強や仕事の場面でも重宝されるのではないかと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>参考書籍</h2>
<div class="cstmreba">
<div class="booklink-box">
<div class="booklink-image"><a href="//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=792397&amp;p_id=170&amp;pc_id=185&amp;pl_id=4062&amp;s_v=b5Rz2P0601xu&amp;url=http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2F4884583523" target="_blank" rel="noopener"><img alt="" style="border: none;" src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/519qd0R0wPL._SL320_.jpg" /></a><img alt="" style="border: none;" src="//i.moshimo.com/af/i/impression?a_id=792397&amp;p_id=170&amp;pc_id=185&amp;pl_id=4062" /></div>
<div class="booklink-info">
<div class="booklink-name">
<p><a href="//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=792397&amp;p_id=170&amp;pc_id=185&amp;pl_id=4062&amp;s_v=b5Rz2P0601xu&amp;url=http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2F4884583523" target="_blank" rel="noopener">選手に寄り添うコーチング―いまどきの選手をその気にさせる42の実践レッスン</a><img alt="" style="border: none;" src="//i.moshimo.com/af/i/impression?a_id=792397&amp;p_id=170&amp;pc_id=185&amp;pl_id=4062" /></p>
<div class="booklink-powered-date">posted with <a href="https://yomereba.com" target="_blank" rel="nofollow noopener">ヨメレバ</a></div>
</div>
<div class="booklink-detail">八ッ橋 賀子 体育とスポーツ出版社 2017-03</div>
<div class="booklink-link2">
<div class="shoplinkamazon"><a href="//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=792397&amp;p_id=170&amp;pc_id=185&amp;pl_id=4062&amp;s_v=b5Rz2P0601xu&amp;url=http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2F4884583523" target="_blank" rel="noopener">Amazonで探す</a><img alt="" style="border: none;" src="//i.moshimo.com/af/i/impression?a_id=792397&amp;p_id=170&amp;pc_id=185&amp;pl_id=4062" /></div>
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</div>
</div>
<div class="booklink-footer"></div>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
										</item>
		<item>
		<title>怒鳴り声はトラウマに 怒鳴って叱りつけても効果が薄くなる理由</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/2057</link>
				<pubDate>Mon, 04 Dec 2017 07:43:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[怒り方・アンガーマネジメント]]></category>
		<category><![CDATA[怒られる]]></category>
		<category><![CDATA[指導]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://mental-kyoka.com/?p=2057</guid>
				<description><![CDATA[仕事でミスをしたり、部活で怒られるようなことをした時に、サザエさんの波平のように「バッカモーン！」と怒鳴られることはあるかともいます。 誰かを怒る時に「怒鳴る」という方法で怒っている人はよく見かけますが、その怒鳴り声が苦]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>仕事でミスをしたり、部活で怒られるようなことをした時に、サザエさんの波平のように「バッカモーン！」と怒鳴られることはあるかともいます。</p>
<p>誰かを怒る時に「怒鳴る」という方法で怒っている人はよく見かけますが、その怒鳴り声が苦手だったり大きなストレスになっている人は少なくありません。</p>
<p>大きな声そのものが爆発音のように心理的に強い刺激になるので、聞くだけで心臓がバクバクしたり、冷や汗や緊張などのストレス反応を体に引き起こす原因になることはあまり知られていません。</p>
<p>たしかに何か悪いことをしたときは淡々と怒りを表現するのではなく、力を込めて大声で怒鳴ることで、相手に反省を促す、悪いことをしたと自覚させる効果はありますが、一方でこの「怒鳴り声」が逆効果になり、しっかり反省を促せない、反省してないから同じミスを繰り返してしまう、という残念な結果に繋がることもあります。</p>
<p>また、怒鳴り声のような大きな音に耐性が無い人は、大声で叱られることによって精神的にパニック状態になり、PTSD(トラウマ)を抱えてしまう原因にもなってしまいます。</p>
<p>今回は、良かれと思って怒鳴ったことが、かえって逆効果になってしまう事について詳しくお話いたします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">「怒り」の感情に関しては以下の記事でも解説しています</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1236">怒られたらやる気が出ないのは当たり前 「怒り」で選手を指導するのが難しい理由</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>怒鳴り声に効果があると思われる背景</h2>
<h3>大きな声で迫力を付けることで事の重大性を強調できる</h3>
<p>ショッピングモールなど供にいうことを聞かせるために、大声で怒鳴る親御さんを見かけた経験は誰にでもあることだと思います。</p>
<p>大人ほど語彙力もなく快・不快に基づく感情的な行動を取ってしまいがちな子供に向かって、静かに冷静に叱りつけるのは即効性がなく、また叱られている子供自身も親が怒らせているということに気付きにくいものです。</p>
<p>そういうときに手っ取り早く怒りを伝えるのが怒鳴り声によって迫力をつけることです。</p>
<p>静かな声よりも迫力のある大きな声で叱ることは、「お母さんorお父さんは怒っている！」と分からせることができて、やんちゃをいたずらをストップさせる効果があります。</p>
<p>分別のつかない子供相手に怒鳴るという叱り方は有効な手段の一つですが、当然ながら大人同士の関係だと相手を子供扱いしている、怒鳴らなければいけないほど幼稚な人だと思われてしまうこともあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>「しつけ＝ただ大声で怒鳴る」と考えられている</h3>
<p>怒鳴ることそのものが、しつけ、指導の一部であると考えている人は多くいます。とくに、年配の方や昭和生まれの方のように、年を取ったひとほどこの傾向が強く出ます。</p>
<p>最近ではあまり聞くことはなくなりましたが、一昔前は「カミナリ親父」という言葉のように、カミナリを落とすように怒鳴る親父(お父さん)が、当たり前のようにいました。</p>
<p>最近では、大声を出してどなる人も見ても「情緒不安定な人」「なんだか近づきたくない人」「プライドが高そうでめんどくさい人」という見る人も増えて、パワハラという言葉が一般的になり、怒鳴る人そのものは少なくなっています。</p>
<p>しかし、幼い頃から怒鳴り声と共に育ってきた人にとっては、「しつけ、指導＝怒鳴る」と考えている人は少なくありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>急に大声を出せば相手を威圧できると考えらているから。</h3>
<p>大声を出して怒鳴るというのは、犬などの動物が吠えて相手を威嚇するのと同様に、相手を威圧して恐怖感を与えて行動をコントロールする側面があります。</p>
<p>犬の場合は、威嚇をすることで</p>
<ul>
<li>相手に恐怖感を与える。</li>
<li>自分のほうが強いことをアピールする。</li>
<li>自分に攻撃をするのなら、やり返すことをアピールする。</li>
</ul>
<p>などの効果があります。</p>
<p>人間の怒鳴り声も同様に。</p>
<ul>
<li>相手に恐怖感を与える。(そして黙らるなどで後の行動をコントロールする)</li>
<li>自分は怒鳴れるほど立場が上だとアピールする。</li>
</ul>
<p>などの効果が怒鳴ることで発揮されます。</p>
<p>しかし、怒鳴ること自体が少なくなった現代では、所かまわず怒鳴るのは自分の評価を下げたり、パワハラの原因となるのでおすすめできる方法ではありません。</p>
<p>怒鳴る以外での怒り方、反省の仕方を身に付けることで、トラブルの少ない人間関係を作ることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>怒鳴り声で叱りつけても効果が薄くなる理由</h2>
<h3>立場を利用して怒鳴るのは、怒られる側には過剰なストレスになる</h3>
<p>怒鳴る場面というのは、主に…</p>
<p><strong>上司→部下、先輩→後輩、親→子供、先生→生徒</strong></p>
<p>というような上下関係がはっきりしているときです。</p>
<p>この立場を利用して怒鳴りつける行為は、怒鳴られる側に過剰なストレスを与えるだけでなく、恐怖感を抱かせたり怒鳴られたことそのものがトラウマになってしまうことがあります。</p>
<p>怒鳴られる側にしたら自分よりも権力や実力があり立場が上で、心身共に追い詰めらている状態なので、冷静でいられないのも無理はありません。</p>
<p>また、上下関係で上の人が下の人に対して怒鳴るのは簡単ですが、逆に下の人が上の人に対して怒鳴るというのはやりにくく、仮に怒鳴るにしても勇気がいるものです。</p>
<p>立場上怒鳴れる身分ではないのに怒鳴ることで、周囲から浮いてしまうことを恐れたり、「上の人に逆らった」と罪人のように扱われてしまうことを考えれば、立場に逆らった行動はしにくいものなのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>怒鳴り声でパニック状態になり、冷静に話が聞けなくなる</h3>
<p>怒鳴り声のように大きな音や声が苦手な人にとっては、怒鳴り声を聞くだけで精神的にパニックになり、冷静に怒られている言葉を聞くことができなくなります。</p>
<p>パニック状態なので、なんで自分が怒られているのか、次に怒られないためにはどうすべきかという建設的な考えをする余裕はなく「はやくお説教が済んで欲しい」という感情で頭の中がいっぱいになります。</p>
<p>また、人によってはパニックのあまり涙を流したり、ひと目も憚らず泣き出すこともあり、怒っている側も混乱させてしまったり、「泣けば済むと思っているのか！」と怒りをヒートアップさせてしまうことにもなります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>叱る方も興奮して、伝えたいことが伝わりにくくなる。</h3>
<p>怒鳴り声を出すときはどうしても興奮してしまうため、このお説教を通して何に気づいて欲しかったのか、反省点や改善点は何だったのかを冷静に伝えにくくなります。</p>
<p>また、つい感情的になってしまい、普段なら言えないような個人の人格を否定する言葉(バカやアホ、ブスなど)を言ってしまう原因にもなってしまいます。</p>
<p>怒鳴ることによって、今まで我慢していた感情が一気に吹き出す、いわゆるキレてしまう傾向がある人は、怒鳴ること以外で相手に反省を促せるようにしていくことが重要になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>怒鳴り声がトラウマになり、怒られる場面を避けるために消極的になる</h3>
<p>怒鳴られたという経験が、ただ自分の生命を脅かす恐ろしい出来事(＝トラウマ)として残り、自分が怒鳴られたり誰かが怒鳴られたりするのを見ると、当時の記憶が蘇ってしまうことがあります。</p>
<p>トラウマには、当時の記憶が無意識のうちに蘇って発作や発汗、パニック症状に苦しむ<strong>「再体験」</strong>。トラウマの原因となった出来事からなるべく避けるように行動する<strong>「回避」</strong>。気持ちが落ち着かず、常にイライラしている、興奮して眠れなくなるなどの状態になる<strong>「過覚醒」</strong>といった症状があります。</p>
<p>怒鳴られたことがトラウマになると、自分や誰かが怒鳴られたときにパニックになったり、怒鳴られる場面そのもの避けるために挑戦しなくなったり、怒鳴られたあとに仕事が雑になる、パフォーマンスが低下する、過度な疲労に襲われてしまうことがあります。</p>
<p>怒鳴られた経験がトラウマとなってしまうと、その苦しみが時間差で何度でも繰り返してしまうので、トラウマにならないような刺激が少なく、且つ前向きな反省ができるような叱り方を身につけていくことが大切です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>アメリカでは怒鳴る教育法は「不適切な養育」に</h2>
<p>アメリカでは1980年頃から「子供を大声で叱責する」ことは<strong>「不適切な養育(マルトリートメント)」</strong>と表現されています。</p>
<p>子供の養育の分野において、「大声で怒鳴る」という行為は子供に恐怖感を与えることが主な目的になってしまい、どうすればミスを防げるか、道を誤らないように正しく導けるかという目的がすっぽり抜けてしまっています。</p>
<p>また、大声で怒鳴ることはネグレクトや暴言を吐くなどの心理的・精神的虐待の一種と考える見方もあり、大声で怒鳴るのが子育てや教育で珍しくない日本は、知らず知らずのうちに不適切な接し方をしてしまっているということになります。</p>
<p>なお、日本でおこなわれた研究によればマルトリートメントを受けた人は、そうでない人と比較して人の話を聞いたり、会話をすることに過度な負担を感じる傾向があり、人とうまくコミュニケーションができなくなることがわかっています。</p>
<p>また、マルトリートメントを受けた人は、過度の不安感や学習意欲の低下、うつ病などを引き起こしてメンタルを病んでしまう可能性もあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<h2>怒鳴り声に頼らない方法でしっかり反省を促せるように</h2>
<p>大きな声を出して叱る、というのは叱る側にとっても「ちゃんと叱ったからもう大丈夫だろう」「これだけ怒鳴ったのだから、しっかり反省するだろう」という満足感、達成感を抱かせてしまうものです。</p>
<p>しかし、叱られた側は内心冷静でいられなくなったり、手汗や脂汗がダラダラ吹き出して反省どころではなく、傍から見ていると「本当に今のお説教に効果があったのだろうか？」と疑問に思う人も少なくありません。</p>
<p>体育会系にいたり、大声を出すのが当たり前の環境で育ってきた人ほど、仕事や学校、家庭でも「声を出す」という事に効果があるという考えが根強く残っていますが、当然ながら逆効果になる人もいるということを覚えておきましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そして叱る側も叱られる側も、ちゃんと正しく導けるような反省の仕方を身につけるようにしましょう。</p>
<p>怒鳴り声に任せるのではなく、例えば文章や図で説明する、宿題のように何度か分けて繰り返し行うなどの対策を立てて、失敗を失敗のまま終わらせず、ちゃんと失敗から学習して自分の知識や技術に還元できるようなコミュニケーションの方法を身に付けるようにしましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">「怒り」に関する関連記事</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2152">イライラや怒りをコントロールして感情的に怒らない人になるためのコツ</a></p>
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/3657">コーチ・監督に怒られてばかりの人こそ知っておきたい逆効果な怒り方のパターンについて</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
										</item>
		<item>
		<title>怒りすぎてしまう、叱責しすぎて人の特徴と怒り過ぎないための対処法</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/1993</link>
				<pubDate>Mon, 23 Oct 2017 13:51:07 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[怒り方・アンガーマネジメント]]></category>
		<category><![CDATA[怒られる]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://mental-kyoka.com/?p=1993</guid>
				<description><![CDATA[先日福井県の中学校で、担任と副担任から激しい叱責を受けたせいで自殺した中学生が出たというニュースが流れました。 教育指導の一貫として「怒る」という方法で子供に自分の間違っていた行動を反省させる指導をするのは自然なことです]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>先日福井県の中学校で、担任と副担任から激しい叱責を受けたせいで自殺した中学生が出たというニュースが流れました。</p>
<p>教育指導の一貫として「怒る」という方法で子供に自分の間違っていた行動を反省させる指導をするのは自然なことですが、とにかく大声で怒鳴ったり、人前で叱責したり、感情的になって萎縮させるまで怒りすぎてしまうと、ストレスやショックから反省が促せないどころか、今回のような「指導死」を招いてしまうこともあります。</p>
<p>もちろん、怒る人にも相手がしっかり反省できるように寄り添って反省するまで考えていらず、<strong>「とりあえず大声を出して大人しくさせよう」「とにかく厳しく叱りつけて自分は悪いことをしたんだと自覚させよう」と反省の部分がすっぽり抜けてしまっているということも少なくありません。</strong></p>
<p>今回は、怒りすぎてしまう人の特徴と、怒り過ぎから脱却するための方法についてご説明させていただきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>怒りすぎてしまう人の特徴</h2>
<h3>怒ることこそ教育や指導と思い込んでいる</h3>
<p>後輩や教え子のように誰かを指導して育てる時に、優しくアドバイスをするようなやりかたではなく、とにかく怒る、怒って育てるやりかたこそが正しい教育方法である、あるべき指導法であると考えている人は少なくありません。</p>
<p>わかりやすい言葉で言えば軍隊式のスパルタな指導法、伝統ある体育会系のようなとにかく怒鳴りつけるような厳しいやりかたでこそ、成長できると考えているケースです。</p>
<p>もちろん、ミスを失敗をしたときに怒らずになぁなぁで済ませてしまっては、また同じ過ちを繰り返してしまうだけなので、適切なタイミングで怒ることそのものを否定しているのではありませんが、いつも怒ってばかりでは上述のように指導による自殺(指導死)を招いてしまうこともあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h3>大きなショックを与えることで相手を反省させようとしている</h3>
<p>大きな怒鳴り声を上げたり、大声で長時間に渡って相手を萎縮させるまで叱るという怒り方こそが、相手を一番反省させると考えている人は少なくありません。</p>
<p>とくに、学生や子供の場合、社会人と違って話し合っても話が通じないから、まずはガツンと叱ってビビらせる、という怒り方はよく目にしたり、記憶に残っている人も少ないないと思います。</p>
<p>怒鳴り声を上げれば確かに怒られている方は黙りますし、一見すると効果があるように見えます。</p>
<p>しかし、勢いに任せてただ怒鳴ってばかりだと、怒られた方は自分がどういう経緯で怒られているのかが具体的にわからないままでなり、何を反省して次にどう活かすのかにまで考えが至らないという事も少なくありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>怒りやすい相手を選んで怒っている</h3>
<p>怒る側がついつい怒りこりすぎてしまいやすい環境は、怒る側にとって逆ギレなどの反撃のリスクを受けにくい環境、つまり<strong>怒っても自分の身の安全が保証されている</strong>環境ということです。</p>
<p>「怒る」という行為は、集団の和を乱したり「怖い人」「近寄りがたい人」というイメージを植え付けてしまうこともあり、あまり頻繁にするのは人間関係を構築する上では控えた方が賢明です。</p>
<p>また、学級崩壊のように怒ったことで相手が逆ギレして暴行沙汰に発展するリスクもあり、怒る側は気楽や自分勝手なように見えても、全くのゼロリスクというわけではありません。</p>
<p>しかし、自分が怒る相手が例えば自分よりも立場が下であったり、体が弱く軟弱、グズグズしている、子供である、などの条件であれば、怒っても自分の身の安全が脅かされるような反撃を受けにくいと考えてしまい、つい、怒り過ぎてしまうというわけなのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「怒る＝怒られる」というコミュニケーションが行われるのは、同じ立場の人同士ではなく、上下関係がはっきりしている立場の方がより怒りやすい状況と言えます。</p>
<ul>
<li><strong>怒る側　：　先生、先輩、指導者、親、上司</strong></li>
<li><strong>怒られる側　：　生徒、後輩、部員、子供、部下</strong></li>
</ul>
<p>この立場が逆転して「怒る＝怒られる」というコミュニケーションはあまり見かけないものです。</p>
<p>生徒が教師に説教をしたり、部員が指導者に怒ったりするというのは、自分の方が立場が下なのに上に意見をいうことになるので、非常に勇気のいることでなかなか実行に移せません。</p>
<p>立場に逆らって怒る事は、一種の下克上のように感じている人も多く、実行に移すときに「怒られたらどうしよう…」「気分を悪くしてしまってはいけない」と感じる事は自然ですし、たとえ怒る側に非があっても怒られている側は何も変論せずに黙ったままになってしまいやすくなります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>つい怒り過ぎないためにできること</h2>
<h3>怒鳴る以外の方法で相手を反省させる怒り方をする</h3>
<p>「怒る＝怒鳴る」と考えている人は少なくありませんし、「自分は怒っているぞ」と相手にわかりやすく伝えるためには、黙ったり静かなトーンで話すよりも、大声で怒鳴る方が相手に伝わりやすくなります。</p>
<p>しかし、感情に任せて大声で怒鳴ってしまうと、つい人格否定や普段なら言えないようなバリ像号を言ってしまい、相手を反省させるのではなく、純粋に傷つけてしまう、パニック状態にさせてしまいかねません。</p>
<p>怒っている側も感情的になっているので、自分自信の行動をコントロールできなくなり、手を出したり暴行沙汰に発展しかねません。</p>
<p>怒ることは単純に自分のストレス解消や感情を爆発させるためにやるものではなく、起きたしまった失敗やミスへの対処法を考えるべくやるもののはずです。</p>
<p>対処法を考えるためには「怒鳴る」の他にも、文章にして相手に渡す、図やイラストなどを使って説明する、一方的に話すのではなく相手の話を聞く、というやりかたを身につけることも大切です。</p>
<p>怒鳴る以外の方法で問題への対処法が見つかれば、そもそも「怒る」場面も減るので、関係のない人に怒ることによる余計なストレスを減らすことにもつながります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>相手に恐怖感のみを植え付けないようにする</h3>
<p>ただ感情的に怒鳴ってしまう事は怒っている本人が自己満足に陥りやすく、とても意味のある行動をしたと思い込んしまいがちです。ただ、淡々と失敗やミスに対しての改善点を述べる能登違い、大声で怒鳴る方が怒られる側も印象に残りやすくなります。</p>
<p>しかし、印象に残りやすいのは「失敗したらひどく怒られて怖い思いした」という記憶だけであり、反省や再発防止につながらないという結果を招くこともあります。</p>
<p>また、失敗に対して「怒られて怖い思いをした」という記憶が強く残ってしまうと、次に失敗した時に怒られないようにうまくごまかしたり、誰かに責任を擦り付ける、黙ってしまい会話を拒絶するという行動を引き起こしてしまうことにもつながってしまいます。</p>
<p>同じような失敗を繰り返さないために次はどう対処したらいいか、という前向きな考え方を失敗を通して学んでいくためには、恐怖感のみを植え付ける怒り方ではなく、前向きな反省が促せるような怒り方を身につけていきましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h3>怒鳴りっぱなし、怒りっぱなしで終わらないようにする</h3>
<p>よく怒る人に多いのが、<strong>怒鳴りっぱなし、怒りっぱなしになってしまって再発防止のためにするべき事が何もやっていないというケースです。</strong></p>
<p>再発防止のためにあれこれ考えるのは、ただ怒鳴りっぱなしのままの状態よりも面倒くさく、地味な作業なので着手しにくいものですが、この地味な作業をしないままでは同じ過ちが何度も繰り返されてしまうのは無理もありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>例えば、遅刻が多い事を改善するには、ただ一喝して怒鳴るだけでは短時間で済みますが反省のさせ方としては非効率的です。</p>
<p>もちろん、一喝するだけで遅刻が減ることもありますが、なんで遅刻をしたのか原因を探る。</p>
<p>そして、どうしたら遅刻が起きないかを考えていく、というように普段の生活スタイルを把握して、どうしたら時間に間に合うような生活ができるか考えさせて実行に移すという方法だと、時間はかかりますが遅刻を防ぐ確率も高くなります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>厳しく怒ることを教育指導という言葉で正当化しない</h3>
<p>言葉の定義上教育の場にパワハラという言葉が用いられる事は現時点ではありませんが、過度な叱責や指導によって精神的に病む、自殺してしまうのは、大学でのアカハラ(アカデミックハラスメント)や職場でのパワハラ(パワーハラスメント)に通じるものがあると考えられます。</p>
<p>教育指導という言葉で、普段なら言えないような罵詈雑言を言うことや、脅迫や恫喝に近い行動を怒る側が正当化しないように心がけるようにすることが大切です。</p>
<p>「自分がやっているのはハラスメントや虐待ではなく立派な教育である」という言葉の裏には、「<strong>教育という大義名分がなければやってはいけないことをやっている」</strong>という意味も含まれていることを覚えておくようにしましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ記事</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1900">部活の指導がパワハラに？ パワハラの例を学ぶと指導法に役立つヒントが見つかる。</a></p>
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1812">「やる気がないなら帰れ！」と怒鳴るデメリットと感情的な指導にならないための対策</a></p>
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1666">部活のやる気がない生徒は「無気力症候群」かも？体育会系だからこそ気をつけたいお話</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
										</item>
		<item>
		<title>怒られたらやる気が出ないのは当たり前 「怒り」で選手を指導するのが難しい理由</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/1236</link>
				<pubDate>Tue, 27 Jun 2017 17:40:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[部活・スポーツのメンタル指導]]></category>
		<category><![CDATA[怒られる]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://mental-kyoka.com/?p=1236</guid>
				<description><![CDATA[部活動やスポーツの場面で、スパルタ式のトレーニングや厳しい言葉で指導する人には、とにかく「怒る」という方法を使っていることがあります。コーチングで「怒る」という方法を用いる指導者は、「なにくそこの野郎め！」という様なハン]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>部活動やスポーツの場面で、スパルタ式のトレーニングや厳しい言葉で指導する人には、とにかく「怒る」という方法を使っていることがあります。コーチングで「怒る」という方法を用いる指導者は、「なにくそこの野郎め！」という様なハングリー精神を刺激させてやる気を出させようとしたり、気を引き締め集中力を高めさせようという狙いがあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>…しかし、ちょっと冷静になって考えて欲しいのです。</p>
<p>部活動やスポーツの場面で皆が皆「怒られてやる気が出る」のでしょうか？</p>
<p>怒ることで必ずいい結果が出るのでしょうか？</p>
<p>なんとなく惰性で怒る指導法に慣れてしまい、怒ったその後どうするか、ちゃんと考えていないという事はないでしょうか？</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>チームの指揮が上がらない、試合や大会でなかなか結果が出ないのは単純に練習や実力が不足しているではなく、<strong>コーチや指導する立場の人が、やる気を削ぐような指導法をしている可能性があります。</strong></p>
<p>今のご時世なら、怒りすぎれば<strong>パワーハラスメント</strong>や<a href="https://mental-kyoka.com/archives/category/harassment/morals-harassment"><strong>モラルハラスメント</strong></a>だと思われてしまうこともあるので、自分の指導法を見直してみることも大切でなのです</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2690">部活動におけるモラルハラスメントの例と問題点</a></p>
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1900">部活の指導とパワハラとの関係。パワハラの定義を学んで指導に活かすまとめ</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h2 id="danraku3">「怒り」では選手の長所は育たない</h2>
<p>怒られてばかりでは選手自身が自分の持つ長所に気が付けず、短所を補うことばかりに目がいきます。怒られているのは自分に短所があるから。短所がなければ怒られない</p>
<p>試合や大会では自分の短所を活かすのではなく長所を活かす事が大切なのに、自分の長所が分かっていないままでは、当然結果も振るいませんね。</p>
<p>サッカーでスタミナがあるという長所があるのに、それに気が付かずなんとなく試合に出るのと、スタミナがあるという長所に気づいた上で試合に出るのとでは、後者の方が試合に対して頭で考えて長所を活かしたプレーができますね。</p>
<p>また、スタミナがあるという事実に本人が気づいてそれを伸ばしていけば、それをチーム全体の長所としても活用でき、より高い目標を達成できることにつながります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>もちろん、ミスを減らしていくことでいい結果を残していくケースもありますが、<strong>ますは選手が自分の長所に気づいて自信を持つことが先決、そして練習に対しての苦手意識を持たせないようにすることが大切です。</strong></p>
<p>大したことの無いミスの原因が、自信がない事による過度な緊張やプレッシャーであれば、自分の長所を理解して自信をつけることで解決できます。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2 id="danraku3">ただ厳しく指導すればするほど選手の視野は狭くなる</h2>
<p>部活に打ち込む部員皆が皆、怒られる事に対して強い耐性を持っているとは限りません。センスによっては、怒られることに対して敏感で、怒られると内心パニック状態になってしまい、練習のパフォーマンスが下がってしまう事もあります。</p>
<p>怒られる事が続くと、自分で考えて自分の実力を積極的に活かしたプレーをすることよりも、指導者から怒られないような消極的なプレーをするようになります。こういう選手は言われた事はできるので、ある程度までは成長しますが、大事な場面になると今ひとつパッとしない結果に終わることが大半です。</p>
<p>勝つことやいいプレーをすることよりも、「コーチに怒られないためにはどうするべきか」という考え方では、到底いいメンタルの状態を作れません。怒られないことばかりに集中して、試合では緊張感や恐怖感に飲み込まれ、集中力は散漫になります。そんな悪いメンタルの状態なので、当然雑なプレーやケアレスミスを連発。それを見てまたコーチが怒ればパニックに拍車がかかるのは必然。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>コーチ自身は怒っているのではなく、厳しい言葉で叱咤激励しているつもりであっても、その言葉により選手をパニックにさせてしまっているのなら、怒る以外のコーチングを探っていくのがまず何よりもやるべき事。</p>
<p>その選手が持つ本来の力がしっかり出せるように導く方法を、指導者は時に選手も交えて話し合い考えていく必要があります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2152">イライラや怒りをコントロールして感情的に怒らない人になるためのコツ</a></p>
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2057">怒鳴り声はトラウマに 怒鳴って叱りつけても効果が薄くなる理由</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2 id="danraku3">本当に解決すべき根本の原因が「怒り」で見えなくなる事も</h2>
<p>「怒る」という指導法を多様すると、本当に解決すべきミスや不調の原因がわからないままになってしまう事があります。</p>
<p>何度も怒ってばかりでは、「いいことも悪いことも含め、何を言ってもコーチは怒る」というイメージを選手に持たれてしまうと、本当は故障や怪我をしているのに、その事を言うと怒られるから黙っておこう、と選手がコーチに対して伝えるべき事を伝えないという事態になりかねません。</p>
<p>故障を隠して練習や試合をしても、本調子ではないので良い結果がでる可能性は下がります。それに対してプレーの内容の是非や練習への態度に関して怒っても、根本的な故障や怪我を治さなければ、いつまでたっても不調は続いていく事になります。</p>
<p>もちろん、そんな選手と指導者のコミュニケーションが上手くできていない環境では、故障が更に悪化してしまい、引退後も影響が出るような障害や後遺症が残る可能性もあります。</p>
<p>指導者としても、選手と活発にコミュニケーションを行えるような雰囲気作りの為には、「怒る」事ばかりではいけませんね。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<h2 id="danraku3">指導者は怒りやすく反省しにくい立場という自覚を</h2>
<p>選手と指導者の立場上、怒りやすいのは当然指導者の方です。部活動のように選手が子供、指導者が大人(或いは先生、教師)となれば尚更です。</p>
<p>「怒る」というコーチングを続けてきた結果、選手が指導者に対して意見や主張をできない、指導者を止めることができない状況では、チームを強くすることは難しくなります。沢山の選手を率いる、指導者という立場では、どうしても胡座をかいてしまいがちになります。</p>
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<p>また、そんなお山の大将がいるチームでも、なんとか付いて生きて怒られる事に耐性をつけていく選手もいますが、その耐性が付いた結果、更に強く怒らないと練習に集中できなくなってしまっているのでは意味がありません。</p>
<p>怒ってばかりのコーチを見て、心の中で「あ～あ、またあのコーチ怒ってるよ。」と、指導者への呆れや不信感を持たれて練習に来なくなる、部活をやめる部員が続出してしまえば、熱心なコーチングも水の泡です。</p>
<p>選手が日々練習に打ち込み成長していくように、指導者もまた部をまとめ上げるだけの実力や、選手のモチベーションを下げないコーチングを常に考え続けて実践していくことが大切です。</p>
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<h2 id="danraku3">まとめ</h2>
<p><strong>・怒られてばかりでは選手は自分の長所に気づくことができず、試合で持ち味を活かしたプレーをする事ができなくなる。自信もなくなり、練習への苦手意識を生む原因になる。</strong></p>
<p><strong>・「怒られないようにプレーをする」という消極的な考え方がメンタルを支配し、パフォーマンスが下がりやすい。</strong></p>
<p><strong>・「何を言っても怒る」というイメージをもたれると、怪我や故障などの重要な事を指導者に言えず隠したままにする事態を招いてしまう。</strong></p>
<p><strong>・選手と指導者という立場上、指導者は怒ることが容易。選手に呆れられたり不信感を抱かれないように、指導者自ら努力をしていく事が大切。</strong></p>
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<p>デメリットの多い「怒る」という指導法ですが、怒ることにはチーム全体の気を引き締める、緊張感を持たせるというメリットもあります。</p>
<p>とくにやんちゃ盛りの中高生や子供相手となると、練習に集中せず友達とふざけ合ったり、馴れ合ったりすることはよくあります。</p>
<p>そんな光景を見ていると「練習中にあんたらは何をやってんねん？アホか！」と、つい言いたくなりますし、そこで適切に怒ってお灸を据えるのは正しい指導の一つです。</p>
<p>しかし、そういった厳しい言葉が今やスマホで撮影されて、SNSでその様子が拡散されてしまう世の中です。実際に部活動で行われた過激な指導や体罰の動画が拡散されて炎上。指導者が解雇されたり、TVに取り上げられて問題になるケースも出てきています。</p>
<p>そういうリスクを踏まえると、単純に「怒る」だけの指導法に頼っていてはいけない世の中になっていると考えたほうが良さそうですね。</p>
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<p>※部活動やスポーツクラブに所属しているけど、自分には自信が無くてなかなか結果が出せていないと悩んでいる方は、下に自信がない人向けの、自己肯定感の記事のリンクを貼り付けております。ぜひともチェックしてください。</p>
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